2008年12月26日金曜日

公園考

長女の作文には続きある。以下に引用する。

「わたしの家の近くにコンビニができた。ちょっとしたものを買う時に便利だ。わたしは、もうひとつできて欲しいものがある。それは公園だ。マンションのとなりに、空き地がある。誰かの土地かもしれないが、それが公園だったらなあとつくづく思う。わたしの住んでいる町内には公園や空き地などの遊ぶ場所がないのだ。とてもつまらないのだ。もし、公園ができるなら、公園の中に川をつくってほしい。とてもきれいな水がながれていて、流れがゆるやかで、小さな子供が遊んでも安全な川である。そんな公園があったらいいな。」

子供の感覚は素直で鋭い。コンビニの利便性を気にする一方、遊ぶ場所がないためにつまらないという。公園のなかの小川の描写はホッとする場所への渇望だ。人は結局、ホッとするところを求める。本物を求めているともいえる。それは子供でさえ認識している、というより子供こそ本物に敏感なのだろう。

それでは本物の公園とは何か。娘の作文にはいくつかのキーワードがある。遊び、きれいな水、ゆるやかな流れ、安全などだ。ここには人とのふれあいだけでなく、水とのふれあいがある。僕の提唱する「地域のつながり/unity in the community」は環境も含めてのことなのだ。僕はまちづくりにも本物を求めている。

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